公式集-基礎数学-2
続きです。ここでは導出の一部を書きます。
1.数と式の計算
複素数と共役複素数の和と積
この公式の重要なところは虚数単位が消えるというところです。(まあ当たり前ではあるが)
特に下の式は、非負実数になるます。
導出を以下に示します。(果たしてこの導出に存在価値はあるのか)
展開公式(II)
公式: 展開公式(II)
以下の式は複号同順である。
導出を以下に示します。
剰余の定理
公式: 剰余の定理
整式 のとき
以下に導出を示します。
因数定理
公式: 因数定理
整式 のとき
以下に導出を示します。
剰余の定理より、
二次方程式の解の公式
公式: 二次方程式の解の公式
のとき
導出を以下に示します。
二次方程式の解と係数の関係
公式:二次方程式の解と係数の関係
の二つの解を としたとき
証明1: 二次方程式の解の公式による証明
証明2: 因数定理による証明
二次方程式 の解を とするとき、因数定理より、次のように書ける。
係数比較法より、
①, ②より
①, ②より
二次式の因数分解
公式: 二次式の因数分解
の二つの解を としたとき
導出を以下に示します。
二次方程式の解と係数の関係を利用する
2.集合と論理
相加相乗平均の不等式
この導出方法は2つあります。個人的に2つ目がわかりやすくて好きです。
証明1: 計算
よって与式は成り立つ。
よって等式は の時だけ成り立つ。
証明2: 図式化
これです。
【相加平均と相乗平均】 pic.twitter.com/fks6AgIQMV
— 数学を愛する会 (@mathlava) August 26, 2019
は直径 の半分なのでそのような式になります。
青線の については以下の通りです。
タレスの定理より、 ・・・①
①より、 ・・・②
は共通 ・・・③
②③より、 ・・・④
①より、 ・・・⑤
は共通 ・・・⑥
⑤⑥より、 ・・・⑦
④⑦より、
よって、